以前働いていた日本食レストランでは、値段が高いせいか、日本人の駐在員や、ファラン、あとはハイソなタイ人のお客さんしか来なかった。

私はそのときまだ23歳だったし、タイに来てまもなくて、これから素敵な男性に出会うことを夢見て毎日を過ごしていた。私はタイ人でもファランでももちろん日本人でも良い男性であれば誰でもOKだ。レストランで働くというのは不特定多数の人と出会える絶好の場なのだ。仕事でありながらも心のどこかでそういうことを期待して、ばかな私は勤務していたのだった。日本人の若い女性が働いている、というだけでけっこういろんな男性に声をかけてもらった。そのうち日本人の男性はほとんどが既婚者だった。駐在員の8割は既婚者なのでこれは仕方ないのだが、それにしてもタイにいる日本人駐在員は遊び慣れているようだ。自分が結婚している立場でありながらも女性にどんどんアピールしてくるのだ。罪悪感なんか全くないし、私に対しての配慮もないのだ。彼らに対しては何の魅力も感じなかった。妻子ある男性なんか全く興味ないのだ。となると期待できる出会いはファランかタイ人になる。ファランもこっちに住んでいるような人は多少はタイ人の女と遊んでいるだろうし、どんな男性でも白人っていうだけで女性にもてるのだ、ここタイは。なので勘違いしている人が多いかなと思った。最終的に自分の中でこれから期待できる出会いはもうタイ人しかいないと思った。うちの店に来るのはハイソなタイ人なので、そんな悪いやつはいないだろうと思うし。よく聞くのが、日本人の女性が貧乏で怠け者のタイ男に貢いでどんどんお金が無くなっていくっていう話。これって双方が悪いんだと思うけど、だまされた気の毒な女性も多いのだ。私はこういうふうになりたくないので、タイ人男性ならハイソな人がいいと思っていた。このレストランにいればきっとハイソなタイ人に気に入られることがあるはずだと思って、毎日出会いを求めていた。


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