以前、私の友達はしばらく仕事がなく、いつも職探しをしていた。

私は日本人だし、この国の就職事情なんか分からないので、困っている友達に何もしてやれることがなかった。友達はいつも求人案内のチラシを見ていた。一応大卒だけど、田舎のしょぼい大学らしく、資格もなにもない子だった。パソコンができれば何か仕事は見つかるのだろうが、パソコンもほとんどできない。でもマーティング学部卒業らしい。大学で一体何を学んだんだろうね。ちなみに彼は以前はタマサート大学(タイでトップのレベルの大学)に通う中流家庭の女の子と付き合っていた。その子に援助してもらって生活していたらしい。彼女が実家に帰ることになり、彼は居場所がなくなって、しかも彼の浮気が原因で別れちゃったらしい。なので彼もちゃんと将来について考えたんだろう。まじめに働こうと思ったみたいなのだ。しかしタイは就職難で、一流の大学を出てもたいした職につけない人が多い。ましてや彼のようなパソコンもできない、社会人経験もないような30歳手前の男性を誰が採用してくれるというのか。彼がもし仕事を得られるとしたらおそらく大工さんとか配送とかの肉体労働系の仕事じゃないかなと思った。求人情報のチラシを見ても、企業のオフィスでの求人しかないので彼には到底できっこないのだ。彼に言ってあげた。「そういうのよりも、その辺を歩いて、張り紙とかを見つけたほうが早いよ」って。彼はそれを聞いてさっそく毎日ぶらぶら歩いて求人の貼紙がないかキョロキョロしていた。その3日後、彼はある貼紙を見つけたのだ。それはセブンイレブンの店員募集のチラシだった。店のドアにはっていたらしい。日本だとコンビにの店員は店長以外はバイトばっかだけど、タイは違うみたい。ほとんどが正社員なんだってさ。それでさっそくセブンイレブンに連絡し面接することになったのだ。職種はなんであれ、面接に合格することを期待した。

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